“ほのかに白いグランアレグリア”に惚れ惚れ 正味1ハロンで勝負あり!/丹下日出夫

2019年06月24日(月) 20:01

クラシックホースを探せ!

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【丹下日出夫のPOG手帖】『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全2歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! なにかと全姉グランアレグリアと比較され単勝オッズは1.5倍、丹下氏も「そっとしてあげたい」と気遣うのはブルトガング。それでもやはりパフォーマンスは流石なもので、はやくも視界は来春に!? もちろん今後続々と行われてくる2歳重賞の展望にも触れつつ、今週は計7レースと盛りだくさんの内容でお届けします。(※評価はS〜Eの6段階)

ブルトガング(牡・ディープインパクト×タピッツフライ)

■22日(土):東京5R・新馬/芝1800m/1分50秒1

 全姉のグランアレグリアと、サイズや毛色、気性やスピード――素質や能力まで、あれやこれやと比較され、ホントーにお気の毒。そっと大事にしてあげたいなとも思うが、1歳早期から、牧場でも調教でもパドックでも、風評も視線もどこ吹く風。

 毛色の芦毛は母――母の父タピット譲り。グランアレグリアにうっすら白い色を塗り、ワンサイズ大きくして、牡馬に出たと考えれば、いろんなモノに納得がいくのではないか。

 なんて、まだ腹回りのラインに余裕があり、皮膚も厚ぼったい。発馬はもっさり、1000m通過は1分2秒4。向こう正面中ほどで中団内目に追い上げていったが反応は鈍い。直線に入っても、ふと位置を見ると先行勢とはかなり差がある。間に合うかな、届くかな。チラチラ不安が頭の中をよぎったけれど、11秒5-11秒5-11秒8(3Fは34秒8)というレースラップを、33秒9で串刺し。正味1F(推定11秒0)でごぼう抜き。トップスピードに乗ったフィニッシュ時のフォームの美しさったらもう。競馬場で、テレビの前で、万歳三唱、推定50万人(笑)。

 小回りコースや前半1秒のペースアップなど、課題も見えたが、来春の東京2400mの風景を描いた人もたくさんいた。【評価B/適性・芝2000〜2400m】

レッドベルジュール(牡・ディープインパクト×レッドファンタジア)

■23日(日):阪神5R・新馬/芝1800m/1分50秒7

 二つ上の全姉レッドベルローズはフェアリーS3着入線。デビューに万全を期す厩舎ですが、三週間にわたって、CWで、芝で、福永Jがつきっきり。450キロと、やや薄めながら、牡馬に出たぶん、姉よりは力強さがある。

 1000m通過は・・・

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