2019年07月11日(木) 19:00
こんにちは、むねひろ よしたかです。
今週8・9日(月曜日・火曜日)に国内最大のセリである『セレクトセール』が行われました。
1歳馬が対象となる初日。最高落札価格は、母ミュージカルウェイ(父ディープインパクト)の牡馬が3億6000万円。馬主は近藤利一氏。ミッキークイーンの下で、これからデビューを迎える2歳馬の姉もかなり高く評価されています。
1億円超えが何と21頭。落札総額の107億3200万円は昨年の96億6150万円のレコードを更新し、100億円超えは初となりました。
当歳馬が対象となる2日目。最高落札価格は、母タイタンクイーン(父ディープインパクト)の牡馬が4億7000万円。馬主はこちらも近藤利一氏でした。上にはストロングタイタン・ミラアイトーンの2頭のOP馬がいます。
落札総額は97億8400万円と100億円には届かなかったものの、2017年の86億9250万円を大幅に更新してのレコードとなりました。
また、新規馬主として注目されたのが、靴の「ABCマート」とボーリング・スポーツ等のエンターテインメント空間の「ラウンドワン」の2社。
前者は1億2500万円。後者は2億7000万円・1億7000万円・1億5000万円と初参加ながらミリオンホースを計4頭も競り落としました!本当に凄まじいセリです……。
新馬戦を強い勝ち方で緒戦を飾り、全姉グランアレグリア同様に将来を嘱望されたブルトガングが、急病で亡くなるという悲報が飛び込んできました。非常に残念です。
◆函館記念
ターゲット馬→スズカデヴィアス
(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和
ここでも57.5キロと重いハンデを背負いますが、前走よりも1.5キロ減で出走が叶います。また、前走の千八から1ハロン延長するのは大きなプラス材料となります。
初重賞勝利を飾った新潟大賞典は軽い芝ですが、金鯱賞での『3』着・福島記念での『2』着からも分かるように重い芝の二千にも良績は十分あります。昨年のこのレースでは0.3秒差・『5』着でしたが、それ以上の結果があっていいでしょう。
ターゲット馬→ステイフーリッシュ
(c)netkeiba.com
4走前の中山金杯で0.1秒差に詰め寄ったウインブライトは、中山記念→香港のクイーンエリザベス2世Cと3連勝で初GI勝利を飾っただけに価値のある好走です。
ただ、当時は56キロのハンデでしたが、今回は57.5キロのハンデとなりました。他馬との斤量差はポイントとなります。
ターゲット馬→マイスタイル
今回はその2頭が出走せず、先行馬が少ない組み合わせ。また、斤量が2キロ減ります。この2つは歓迎材料です。
問題は二千の距離。5走前の二千の中日新聞杯での凡走からマイルへの距離短縮を試みて4走前の京都金杯は好走しました。これまで2勝を挙げており、6走前の福島記念での0.2秒差・『2』着からこなすことは十分出来ますが、課題に映ります。
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棟広良隆
日本屈指の理論派で、高配当馬券に注目する“競馬穴リスト”。馬場レベルを基本とする『激走レンジ<range>』を駆使するのは既に有名だが、『馬券の買い方』についてもこれまで世になかったメカニズムを発表し、第一人者となる。グリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』でも活躍中。主な著書に『同じ予想でプラスになる人、ならない人』など。 公式ホームページ名は『ムネヒロネット』。
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