【関屋記念】重要なのは中京記念で「トラックバイアス不利」を受けた馬の扱い

2019年08月06日(火) 18:00

馬場虎太郎

昨年は北村宏司騎手騎乗のプリモシーンが、33秒4の末脚で差し切って優勝。

「ウマい馬券」で4年連続プラス収支(回収率100%超)を叩き出す馬場虎太郎氏が、トラックバイアスをもとに馬場を分析。その結果をベースに週末のレース傾向を展望し、主に日曜メインレースの「注目の1頭」を紹介していく。

トラックバイアスからの狙い目は外の差し馬

 過去4年、関屋記念のトラックバイアスは

2015年 外有利
2016年 差し有利
2017年 外有利・前有利
2018年 外有利

 新潟芝外回りは外の差しが有利になりやすいコース。外枠から自分のストライドでスムーズに走れる馬が有利になりやすい。内を走るとゴチャついてリズム良く走れない場合のデメリットの方が大きいのだ。関屋記念も過去4回で3着内に好走した12頭のうち8頭。4番人気以下で3着内に入った7頭のうち5頭が5枠より外。

 過去4回の馬場コンディションは2015年が「稍軽い」。2016年、2018年が「軽い」。2017年が「標準」。軽い馬場コンディションになるほど、直線で末脚を発揮しやすいため、外差しが決まりやすい傾向。

 今年も先週までの馬場をみると、週末に雨の影響をうけない限り、軽い馬場コンディションで行われることが濃厚。外差し有利な状況が想定される。

中京記念で「トラックバイアス不利」を受けた馬に注目

 関屋記念はサマーマイルシリーズの緒戦、中京記念で「トラックバイアス不利」を受けた馬が巻き返す傾向のレース。

 たとえば・・・

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馬場虎太郎

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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