【新潟2歳S】ワンターンで長い直線のマイル戦 ヌレイエフやトニービンのナスペリオンな末脚が炸裂

2019年08月18日(日) 18:00

ワンターンで長い直線のマイル戦。ヌレイエフ(ケイデンスコール、アンブロークン、ミュゼスルタン、イブキ)、トニービン(ケイデンスコール、フロンティア、イブキ)、ダイナサッシュ(ケイデンスコール、フロンティア、ウインファビラス)、チーフズクラウン(ロードクエスト、スティルネス)と、ナスペリオン血脈から大箱向きの末脚を受けた馬が例年勝ち負けしている。ここで取り上げた5頭では、ウーマンズハートがトニービン、タイムマシンがヌレイエフ、モーベットがヌレイエフとダイナサッシュを持つ。(解説:望田潤)

ウーマンズハート

 デザートストームの半妹で、母母ビールジャントはラッキーナイン、ティーハーフ、サドンストームを産んだ短距離の名繁殖。本馬は父ハーツクライや母父シャマルダル(仏ダービーなど7戦6勝の名馬)の影響も強く、大箱芝中距離向きのしなやかなストライドで走る。前走の上がり32秒0はウラヌスチャームと並んで新潟外マイルの歴代最速タイで、オープン級の脚があるのは疑いない。マイラーではないが素質でナデ斬ってしまうか。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

エレナアヴァンティ

 ミエノドリーマーの全妹でヒラボクインパクトやダノンエレガントの半妹。母ドリームカムカムはJRA8勝、オープン特別3勝(いずれも芝1200m)の活躍馬。3代母デユネットは仏オークス馬でフレンチグローリーの母。アドマイヤムーン×メジロライアンはムーンエクスプレスと同じで地力のある配合だ。脚質や適性も・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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