コーフィールドCとメルボルンCのハンディキャップが発表

2019年09月12日(木) 18:00

ビクトリア競馬便り

▲メルボルンC リスグラシューのハンディキャップは57kgと発表された(C)netkeiba.com

(9月12日号 文=ポール・シムズ)

「スプリング・レーシング・カーニヴァル」に日本馬6頭参戦予定

 10月19日(土)に行われるG1コーフィールドCのハンディキャップが10日、ヴィクトリア・レーシング・クラブより発表されました。

 今年の「スプリング・レーシング・カーニヴァル」に参戦予定の日本馬6頭のうち、コーフィールドCと、11月5日に行われるG1メルボルンCの双方に予備登録を行ったメールドグラースのハンディキャップは、コーフィールドCでは55.5kg、メルボルンCでは55kgと発表されました。また、メルボルンC(賞金総額800万豪ドル)に予備登録を行った矢作芳人厩舎のリスグラシューのハンディキャップは、57kgと発表されました。トップハンデは、エイダン・オブライエン厩舎のキューガーデンズの58kgとなっています。

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▲メールドグラースのハンディキャップはコーフィールドCでは55.5kg、メルボルンCでは55kgと発表された(C)netkeiba.com

 スプリング・レーシング・カーニヴァルの主催者であるレーシング・ヴィクトリアのレーシング・ゼネラルマネージャーを務めるグレッグ・カーペンター氏によると、メルボルンCに予備登録をし、ハンディキャップが52kgと発表されたマイネルヴンシュは、メルボルンC出走を確実にするために前哨戦に勝つ、もしくは、上位入着の実績を残す必要があるということです。

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▲ハンディキャップが52kgと発表されたマイネルヴンシュ(撮影:下野雄規)

 芝2400m路線での世界最高賞金総額515万豪ドルを誇る、G1コーフィールドCにエントリーを行った、スズカデヴィアスとマイネルファンロンは、それぞれ53kgと51.5kgと発表されました。マイネルファンロンもやはり、コーフィールドCに出走するための十分なレーティングを獲得することが必要となります。

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▲スズカデヴィアスのハンディキャップは53kg(撮影:高橋正和)

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▲マイネルファンロンのハンディキャップは51.5kgと発表(撮影:下野雄規)

 10月26日(土)に開催されるG1コックスプレート(芝2040m)の第二次登録が10日(火)に締め切られ、世界各国からのエントリー数は107頭にのぼりました。日本馬からは、クルーガー、リスグラシュー、マイネルファンロンの3頭がエントリーしました。

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▲コックスプレートの第二次登録にエントリーしたクルーガー(撮影:高橋正和)

 クルーガーとリスグラシューの2頭は、レース主催者のムーニー・ヴァレイ・レーシング・クラブからすでに招待状が送られ、2頭ともこれを受諾しています。一方、スズカデヴィアス、マイネルヴンシュとともに、日本で出国検疫を受けるマイネルファンロンは、豪州初戦となる10月12日(土)のG1コーフィールドS(芝2000m)の結果次第で、コックスプレートの出否が判断されるので、ぜひ、好走を期待したいと思います。

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Racing Victoria

1864年に創設された、オーストラリアのビクトリア州における競馬主催団体。メルボルンCなどの大競走が行われるフレミントン競馬場をはじめとした、ビクトリア州各地の競馬場で開催される競馬の運営・統括をしている。近年では日本調教馬の移籍も多数実現しており、日豪の関係に重要な役割を担っている。

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