【シリウスS】ヌレイエフ、ダンジグ、フォーティのパワーが威力 同コースのリピート好走に注意

2019年09月22日(日) 18:00

阪神ダ2000mで行われるハンデ戦。ピオネロ、ナムラビクター、ナイスミーチューなどリピート好走が目立つレースで、ひとまずコース実績に留意。ノーザンダンサーではヌレイエフとダンジグ、ミスタープロスペクターではフォーティナイナー、ヘイルトゥリーズンではロベルトと、急坂コース向きのパワーある血を引く馬の好走が目立つ。昨年の勝ち馬オメガパフュームは父系がフォーティナイナーで母系にヌレイエフとロベルトがあった。(解説:望田潤)

ジョーダンキング

 ベストセラーアスクの全弟でサンキューアスクの半弟。母フューチャサンデーはクイーンCに勝ちスパーキングレディーC3着。母がヘイルトゥリーズン3×4で自身はゴールドディガー≒ブラマリア4×5と代々ロベルトの血脈構成を増幅しており、キンカメ産駒としてはハタノヴァンクールやグランドシチーやクラシカルノヴァなどと似た配合といえる。阪神ダ2000は[3-1-0-0]で、ロベルト的な脚捌きは当コースがピッタリ。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

ナムラアラシ

 ナムラビクターやナムララオウの半弟で、ナムラコクオーやマイネルヤマトの甥。母父エンドスウィープはフォーティナイナー系で、母系にフォーティナイナーの血を引くエンパイアメーカー産駒にはグランドボヌールやジュエルメーカーがいる。阪神ダ2000は[2-0-0-2]と実績アリ。エンパイア産駒らしく馬群を嫌がるところがあるのでムラ駆けで、直線で外に持ち出せれば追い込める脚はある。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

モズアトラクション

 3代母ボーディーズは名繁殖ダンシングキイと同牝系で7/8同血。母父コロナドズクエストはフォーティナイナー直仔でトラヴァーズS(米G1・ダ10F)勝ち。母父フォーティナイナー系にはエポカドーロやテイエムジンソクなどがおり・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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