2週間で4勝の好調の波!「いい流れで競馬に向かうことができています」

2019年10月31日(木) 18:01

ブレイキングドーン

▲オーストラリアに来て久々の勝利の写真

8月7日からオーストラリアで長期武者修行を敢行している富田暁騎手(栗東・木原一良厩舎)の連載コラム。前回のコラム更新日の後から、一気に4勝を挙げた富田騎手。「少しずつ乗り鞍も増えてきて」と、今感じている遠征の手応えを語ります。

※このコラムは無料でお楽しみいただけます!

自分がどこまでいけるか楽しみです!

 netkeibaをご覧の皆さん、こんにちは。富田暁です。

 コーフィールドカップ(メールドグラース)とコックスプレート(リスグラシュー)を見事日本馬が優勝!

 現地で見ることはできませんでしたが、競馬場のテレビで観戦していて、ものすごく興奮しました。一緒に見ていたジョッキーたちも「日本馬は強いなぁ」と感心しきりで、そんな彼らを通して改めて日本馬のレベルの高さを実感しました。

 日本馬の活躍を目の当たりにし、やっぱりあのような大きい舞台で乗りたいと思いましたし、同時にその場で乗れていないことに対する悔しさも…。

 これからもっともっと結果を出して、いつかあの舞台で乗せてもらえるジョッキー、なおかつそこで勝てるジョッキーになりたいと強く思いました。

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▲コックスプレート前日のナイター競馬を観に行った時の写真

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▲「下で見ているより大きい競馬場でレースに乗りたいと強く思いました」

 最近の僕はといえば、先週、先々週で4勝を挙げることができ、すごくいい流れで競馬に向かうことができています。

 久々の勝利の舞台となったのは、10月18日のウォーナンブール競馬場。FAREWELL GRETAというあまり人気のない馬でしたが、レースのリプレイや相手関係などを見てやれそうだなと思っていたので、すごく自分の自信にもつながりました。

 翌日の10月19日には、1レース(UNSETTLING)と2レース(IRUBI)を連勝! そのなかの1頭はお世話になっている師匠の馬で、うれしさも倍増でした。

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▲オーストラリアでの5勝目の写真

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▲「1鞍1鞍課題を持って集中して乗ることができています」

 ありがたいことに少しずつ乗り鞍も増えてきて、競馬に乗れる幸せを感じながら、以前より1鞍1鞍課題を持って集中して乗ることができています。この調子でひとつひとつ結果を積み重ね、ここから這い上がっていきたいです。

 オーストラリアにきて早2カ月半。1からスタートしたこの武者修行で、自分がどこまでいけるか楽しみです!

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富田暁

1996年12月11日、茨城県生まれ。2017年にデビュー(栗東・木原一良厩舎)。同期は木幡育也、武藤雅、横山武史、川又賢治。一度は高校に進学入学するも競馬学校受験を決意。2度目の受験で合格。2018年、仏の若手騎手招待レースにJRA代表で参加。

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