2019年11月05日(火) 18:01
▲ドルチェリアとキングヴァラール、それぞれの騎乗を振り返ります。
前回に引き続き、10月のレース回顧です。取り上げるのは、「コンスタントにやれる力はあると思う」というドルチェリア、「思った以上に終いの脚がある」というキングヴァラールの2頭。どういう競馬をすれば、それぞれの持ち味が生きるのか──その手応えと感触を語ってくれました。(取材・文:不破由妃子)
──今週も10月のレース回顧です。笹田厩舎のドルチェリア(10月12日・京都12R・3歳上2勝クラス・6番人気2着)は、2度目の騎乗で2着。
小牧 ああ、力はあるんやけど、難しい馬やねぇ。2、3着には堅実にきてくれる馬なんやけど…。逃げでもしたらチャンスがあるのかな。
──前走は好位からでしたね。この馬の場合も、モンサンイルベントと同様というか、勝った馬(ベストタッチダウン)が持ったままのものすごく強い競馬をして。
小牧 うん、あの馬は強かったねぇ。どうにもならん着差(0.5秒差)やったわ。
──小牧さんご自身は、8月の小倉で初騎乗。そのときも、コンマ3秒差5着と際どい競馬でした。レース後、「いつでも勝てそうな馬やね」とコメントされていましたよね。
小牧 あのときは内枠からロスなく行けたんやけど、直線でちょっと詰まってしまったんですわ。それでいて僅差やったからね。コンスタントにやれる力はあると思う。
──メンバーや枠の並び次第かと思いますけど、前に行ったほうが持ち味が生きるのか、それとも中団から末脚を生かしたほうがいいのか。
小牧 ドルチェリアは前に行けるね。好位で競馬をしたほうが・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。
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「これで気持ちが変わった!」落馬復帰後初勝利を振り返る/小牧太・太論
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