2019年11月06日(水) 18:00
今週のエリザベス女王杯。なんといっても注目は無敗のオークス馬、ラヴズオンリーユーでしょう。私自身もこの中間はじっくりとその様子を見ることができましたし、矢作芳人調教師には秋華賞を回避した経緯もお聞きすることができました。私の中で関係者への取材は「調教による判断」の材料になるわけですが、同師の話を聞いたからこそ、ラヴズの調教内容に「なるほど」と思える部分がありました。
そのあたりは「G1ドキュメント」でしっかり調教ジャッジさせていただきますので、コラム公開までしばしお待ちください。そして、クロノジェネシスを筆頭に他の有力馬に関しては下記で解説していますので、そちらをご覧ください。
【エリザベス女王杯/クロノジェネシス】
休み明けとはいえ、CWでの併せ馬を5本消化して挑んだ秋華賞。2週前、1週前追い切りの併せ馬ではその動きが春とは違っていて、判断に悩むところもありましたが、最終追い切りの動き、そして斉藤崇史調教師を通じて聞いた、北村友一騎手の感触を合わせて判断すれば、春よりも操縦しやすい成長を見せていると判断しました。
その結果が初G1。さすがはこの馬を知り尽くしているジョッキーといった感じです。1週前追い切りは予定よりも速い時計になったようですが、自ら前を追い抜くタイプでもなく、自分が動ける程度に走ったという印象。最終追い切りはあえて遅めの時計になりましたが、ここでも反応の良さは目立っています。状態に関しては前走同様の高いレベル、もしくは1回レースを使った分、上なのかも知れません。
反応の良さが目立つクロノジェネシスは前走以上の状態にありそう(写真右)
【エリザベス女王杯/スカーレットカラー】
2歳時から素質の高さを見せていましたが、当日は輸送すると馬体が減るなど課題の多かった馬。3歳はいろんな意味で運のないレースが続き、4歳になって、ようやく能力を発揮できている。そんな印象を受けます。
本当に充実していることを感じたのは1週前追い切り。CWで単走でしたが、重心のブレがなく、本当に安定して走れていました。最終追い切りは3コーナーから入場して、正味4Fの追い切りなので、・・・
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井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ
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