2019年11月12日(火) 18:02
▲「性格が悪かった(笑)!」ダイワメジャーを語るミルコ騎手 (C)netkeiba.com
今回のトークテーマは、ミルコ騎手が過去に騎乗した名馬を語る「ベストパートナー」。今回ピックアップするのは、2004年の皐月賞を制したダイワメジャーです。
前年にネオユニヴァースで皐月賞を制していたミルコ騎手。皐月賞連覇の立役者となったダイワメジャーですが、能力の高さと共に目立っていたのが気の悪さ。「確かに性格悪かった(笑)!」、ミルコ騎手が当時のエピソードを語ります。
(取材・文=森カオル)
──今月語っていただきたいベストパートナーは、2004年の皐月賞を制したダイワメジャーです。
ミルコ あ、さっきも渡辺厩舎のダイワメジャーの仔に(調教で)乗ってました。ラヴォアドゥースっていう2歳の女の子ね。CWで追い切ったんだけど、向正面でほかの馬に気を取られて、パーッと斜行してビックリ! ちょっと気が難しいね。
──気の悪さでいえば、お父さんも有名でした(苦笑)。
ミルコ ダイワメジャー、確かに性格悪かった(笑)!
──新馬戦のパドックで寝転び、馬場入りしてからも座ろうとしたりなど、まずは奇行で有名になりましたからね。
ミルコ 前の競走の映像を見て、けっこう大変そうだな…と思ってました。それに、実際に乗ったら顔が曲がっていて、最初はけっこう怖かった。大きい馬だったしね。
▲2004年の皐月賞優勝時、ミルコ騎手は外国人初の連覇 (撮影:下野雄規)
──初めて跨ったのは、皐月賞の最終追い切りでしたが、そのときの印象は?
ミルコ あのときの調教はすごかったね。動きがめっちゃよかった! 僕の父が初めて日本に来たタイミングで、一緒に美浦に行ったんです。
調教を見ていた父も「ミルコ、これはすごい馬じゃないか!」ってずっと言ってた。皐月賞は10番人気だったけど、前走のスプリングSでいい競馬をしていたし、自信はずっとありました。 ・・・
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ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。
プロフィール
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