【中山金杯】ホープフル同様ロベルトが強いコース 過去5年で4勝2着2回、昨年も2着3着

2019年12月28日(土) 18:00

19年2着ステイフーリッシュ(母母父シルヴァーホーク)と3着タニノフランケル(母父タニノギムレット)、18年1着セダブリランテス(母父ブライアンズタイム)、17年1着ツクバアズマオー(母父ジャイアンツコーズウェイ)と2着クラリティスカイ(父クロフネ)、16年1着ヤマカツエース(母父グラスワンダー)と2着マイネルフロスト(母父グラスワンダー)、15年ラブリーデイ(母母母父リアルシャダイ)。ロベルトの血を引く馬が毎年活躍しており、同コースのホープフルSもロベルトが強いレースだ。(解説:望田潤)

ギベオン

 母コンテスティッドはテストS(米G1・ダ7F)やエイコーンS(米G1・ダ8F)に勝った。母父ゴーストザッパーは北米年度代表馬でワイルドフラッパーの父。母方がゴリゴリの北米血統でリローンチの血も入るので、ディープ産駒でも斬れは並で先行流れ込むような脚質に出ている。鳴尾記念は出遅れ後方から追い込み、チャレンジCは直線狭くなって追えず。毎日王冠はさすがに力負けの格好だが、あのケイバでいいのでは。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

クレッシェンドラヴ

 ダンスデザインS(愛G3・芝9F)3着アライヴアライヴオーの半弟で、英1000ギニーのヴァージニアウォーターズやBCターフのインザウイングスなどが出る名牝系。母系にシャーペンアップの血を引くステイゴールド産駒にはエタリオウ、オーシャンブルー、ルックトゥワイスなどがいる。「重厚なオーシャンブルー」というイメージの中距離馬で、ジワジワ地力強化しており、持続力勝負ならここも差してこれる。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

ザダル

 母母マジックブロードはセリマS(米G3・ダ9F)勝ち馬で、ピムリコスペシャルH(米G1・ダ9.5F)勝ちインクルードの全妹にあたり、ターントゥタレント≒トゥーボールドの3/4同血クロス3×4を持つ。そこに・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

関連情報

新着コラム

コラムを探す