「泣き虫だけど、弱虫じゃない―」園田の名物アナ・吉田勝彦さん引退にウルッ

2020年01月28日(火) 18:01

太論

▲園田、姫路競馬の名物アナウンサー・吉田勝彦さんについて改めてその存在の大きさを語ってくれました。

1月9日、園田、姫路競馬の名物アナウンサー・吉田勝彦さんが、64年にも及ぶレース実況人生にピリオドを打ち、園田競馬場で引退式が行われました。もちろん小牧騎手も駆けつけ、最後の『吉田節』を堪能。「吉田さんは、僕の軌跡をずーっと見てくれていた人」という小牧騎手。改めてその存在の大きさを語ってくれました。(取材・文:不破由妃子)

定番のキャッチフレーズ「泣き虫だけど、弱虫じゃない」

──今回は、昨年12月のエイシンヨッシーでの勝利について、こんな質問から。「エイシンヨッシーの2勝目、おめでとうございます! 強かったですね! デビューから手綱を取る馬での勝利は特別でしょうか? 上のクラスでの手応えも含めてお聞きしてみたいです」。

小牧 そりゃあ特別やね。どんな馬でも勝てばうれしいけど、ずっと乗ってきた馬は余計にね。

──12月22日の昇級初戦は着順こそ8着でしたが、最後まで伸びていたし、悲観する内容ではなかったと思います。いきなりクラスにメドが立った一戦だったかと。

小牧 そうやね。あのレースは展開が向かなかった。ペースが遅かったからね。それでも最後まで止まってないし、展開ひとつやなと思った(クラス2戦目となった1月18日の京都8Rは、最内から先行して4着)。感触としては、2勝クラスでも十分にやれる。力があるのは間違いないし、慣れたら絶対にいい競馬ができるわ。それにしても、早く片目を開けたいね。

──そうですね。ファンはその瞬間を今か今かと待ってます。さて、1月9日には、園田、姫路競馬の名物アナウンサー、吉田勝彦さんの引退式に出席。花束を渡していらっしゃいましたが、やはり込み上げてくるものがあったのでは?

小牧 そうやねぇ。なんせ僕が・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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