【京都記念】渋化&荒れ馬場でジリ脚持続型に好機 リボーのクロスとキンカメ系が浮上

2020年02月09日(日) 18:00

ここ5年でも18年が重、17年が稍重、16年が重と渋化馬場になりやすく、瞬発力は並でも持続力やパワーに富む馬にチャンス到来のレース。過去5年の勝ち馬4頭のうち、サトノクラウン以外の3頭(ダンビュライト、クリンチャー、ラブリーデイ)はリボー系の血のクロスを持っていた。また良馬場で行われた19年と15年はともにキングカメハメハの血を引く馬のワンツー。取り上げた5頭ではクラージュゲリエがキンカメ産駒でリボー系グロースタークの6×5を持つ。(解説:望田潤)

アルメリアブルーム

 母母プアプーはイエルバブエナBCH(米G3・芝11F)勝ち馬。叔父のオーシャンブルー(父ステイゴールド)とは父系も同じ。406キロでデビューした小柄なドリームジャーニー牝駒だが、5歳になって440キロまで成長しオープン入りを果たした。ステイゴールド系×ネオユニヴァース系の配合どおり機動力と粘着力と成長力に長けた中距離馬で、京都ならば外2200より内2000がベターだろう。馬場が渋るのは大歓迎。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

カレンブーケドール

 母ソラリアはチリの2歳牝&3歳牝チャンピオンで、スタミナ血脈ハワイの5×5を持ち芝2400のエルダービーに勝っている。その父スキャットダディは・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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