惜敗レースを振り返って「…けど、悲観も焦りもないよ」

2020年02月18日(火) 18:01

太論

▲エイシンヨッシーについて「行き過ぎてしまったなぁ」と振り返る

今週の『太論』は、1月中旬以降のレース回顧です。エイシンヨッシー、ワンダーコンパス、ニホンピロスクーロなどなど惜敗も多々…。「なかなか勝てんねぇ」ともどかしさを滲ませつつ、それぞれのレースをしっかり振り返り、次走以降に向けた前向きな展望を語ってくれました。(取材・文:不破由妃子)

助手さんや厩務員さんの笑顔で「もっと頑張ろう!」

──今回は、1月中旬以降のレース回顧をと思っているのですが、エイシンヨッシー(1月18日・京都8R・2勝クラス4着)、ワンダーコンパス(1月19日・京都3R・3歳未勝利5着)、ニホンピロスクーロ(2月2日・小倉1R・3歳未勝利4着)などなど、もう一歩の競馬が続いていますね。

小牧 なかなか勝てんねぇ。でも、どの馬に対しても悲観してないよ。僕自身も焦ってないし。

──エイシンヨッシーやワンダーコンパスは、前走に比べてレースぶりに進境がありましたものね。

小牧 そうやね。この前のエイシンヨッシーは、結果的にちょっと行き過ぎてしまったなぁ。もうちょっとゆっくり乗ったほうがいいタイプかもしれん。中京の1勝クラスは横綱相撲で勝てたけど、やっぱり2勝クラスの中央場所となるとそうはいかん。ただ、このクラスで通用するのはわかっているから、あとはメンバーと展開次第やね。

──ワンダーコンパスは今回、1800mから1400mに距離を短縮してきて、前走より差を詰めてきましたね。

小牧 うん、やっぱり1400mのほうがいいね。この前は初めての1400mでちょっとモタモタしてしまったけど、ペースに慣れてくればやれそうや。エイシンヨッシーもワンダーコンパスも放牧に出ましたわ。どっちもチャンスのある馬なので、リフレッシュして仕切り直しやね。・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

質問募集

このコラムでは、ユーザーからの質問を募集しております。
あなたからコラムニストへの「ぜひ聞きたい!」という質問をお待ちしております。

小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

関連情報

新着コラム

コラムを探す