【オーシャンS】急坂スプリント戦に必要なパワーはダンジグ、ノーザンテースト、トムロルフ

2020年03月01日(日) 18:00

過去5年の1〜3着馬延べ11頭のうち、モズスーパーフレア、メラグラーナ、ナックビーナス、ダイメイフジがダンジグの血を、キングハート、ナックビーナス、ハクサンムーン、スノードラゴン、クリスマスがノーザンテーストの血を、モズスーパーフレア、エイシンブルズアイ、キングハート、ハクサンムーン、ダイメイフジ、ベステゲシェンク、クリスマスがトムロルフ・チーフテン兄弟の血を引いている。取り上げたなかでダンジグの血を引くのはダノンスマッシュだけ。(解説:望田潤)

ダノンスマッシュ

 母母ハリウッドワイルドキャットは北米G1を3勝しBCマイルのウォーチャントを産んだ。カナロア産駒で母系にロベルトとダンジグが入るのはファンタジストと同じ。母はロベルト4×3、自身はミスタープロスペクター4×4で、全体にキングマンボと母方のパワーの血を増幅しており短距離向きに出た。芝1200はG1を除けば[4-1-0-0]で、差しに回れて急坂も高速決着もOKだから信頼度は高い。

距離◎ スピード◎ 底力○ コース◎

タワーオブロンドン

 母母シンコウエルメスは名馬ジェネラスの妹で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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