カワキタエンカと配合構成がよく似たヴェントボニート

2020年03月11日(水) 12:00

●ヴェントボニート(牝 栗東・池添学 父ディープインパクト、母シャッセロール)

 母シャッセロールはスピードを武器に芝とダートで計3勝を挙げ、準OPまで出世した。3代母リトルオードリーは報知杯4歳牝馬S(GII・芝1400m)の勝ち馬。

「ディープインパクト×クロフネ」はシャイニングレイ(14年ホープフルS-GII)、カワキタエンカ(17年ローズS-GII、18年中山牝馬S-GIII)、ベストアクター(20年阪急杯-GIII)、ステファノス(14年富士S-GIII)などが出ており、連対率27.4%、1走あたりの賞金額388万円は、ディープインパクト産駒全体の24.2%、335万円を上回っている。

 母方にクロフネとフォーティナイナーを併せ持つディープ産駒なので前述のカワキタエンカと配合構成がよく似ている。芝向きのマイラー。

●パセオ(牡 美浦・加藤征弘 父ロードカナロア、母プリムローズレーン)

 サンレーン(OP/父Oasis Dream)、アレット(3勝クラス/父コマンズ)、サマーセント(3勝クラス/父ハービンジャー)の半弟。母プリムローズレーンは不出走馬だが繁殖牝馬としては優秀で、・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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