【高松宮記念】フォーティナイナー父系が毎年上位争い テーストやダンジグの後駆パワーがモノを言う

2020年03月22日(日) 18:00

18年はファインニードル、17年はセイウンコウセイとアドマイヤムーン産駒が連覇。19年と15年はアドマイヤムーン産駒が2着で、17年はスウェプトオーヴァーボード産駒が3着。フォーティナイナーの父系には要注目だ。急坂コースのスプリント戦なので後駆のパワーが重要で、ノーザンテーストを持つ馬(ビッグアーサー、レッツゴードンキ、ハクサンムーン、ナックビーナス)やダンジグを持つ馬(ミッキーアイル、ナックビーナス、ショウナンアンセム、アルビアーノ)の活躍が目立つのは順当といえる。(解説:望田潤)

アイラブテーラー

 タケショウベストの半妹で、母タケショウレジーナはJRA5勝、母母タケショウティアラはJRA4勝と短距離上級が出る牝系。父トーセンラーはマイルCSに勝ちザダルを出した。サンデーサイレンス3×3で、サーゲイロードの薄いクロスもあるので、後ろが非力ではないが京都が一番斬れそうな前輪駆動ではある。ここまで[5-2-0-0]で、底を見せない勢いはスプリントGIでは無視できないが、速い時計がないのがどうかだ。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

アウィルアウェイ

 母母トキオリアリティーは直仔や孫に活躍馬が続出する名繁殖。本馬はインディチャンプの3/4妹で、リアルインパクトやネオリアリズムやアイルラヴァゲインの姪で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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