歴史に残る全勝馬多数の皐月賞

2020年04月14日(火) 12:00

基本的には過剰人気な傾向か

 今年の皐月賞、話題といえばコントレイルとサリオスの無敗馬対決。忘れてはいけないがレクセランス、クリスタルブラック、登録馬としては1戦1勝のテンピンも無敗馬だ。

 桜花賞でそれまでのデアリングタクトが無敗を守り抜いたということもあり、今回は皐月賞における無敗馬を振り返ってみようと思う。

 対象を多く取るため、平成以降31回の皐月賞出走馬を対象とする。カク地・マル地の馬を除いて、その時点で勝率100%を維持していた馬は25頭。内訳は4勝馬5頭、3勝馬13頭、2勝馬7頭となっている。

 その25頭の皐月賞成績はというと、[5-1-6-13]。回収率は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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