過去のレースの教訓を生かし…タガノウィリアムでの今年3勝目を最速回顧

2020年05月12日(火) 18:01

太論

▲今年3勝目をマークした小牧騎手自らレースを回顧!

土曜日の京都2R(3歳未勝利)で、今年3勝目をマークした小牧騎手。3度目の騎乗となったタガノウィリアムに、見事初勝利をもたらしました。今回はこの勝利をじっくりと振り返るとともに、6着に終わったニホンピロランドのレースも回顧。両馬の次への期待を語ってくれました。

(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

行く気満々やったから、スタートはホンマに必死やった

──小牧さん、お疲れさまです!

小牧 おはようございます(この電話取材は、今朝7時半に行われました)。今ね、ウォーキング中やねん。また琵琶湖まで来てしまった(苦笑)。

──相変わらず攻めてますね。

小牧 うん。もう1時間半くらい歩いてんで。こうやって仕事の電話とかしながら歩いていたら、アッという間や。なんせね、朝歩くのは気持ちいいねん。早く寝るから、早く目が覚めるしね。今日なんか、4時にはもうバッチリ起きてたわ。昨日はね、たぶん夕方とかには寝てんねん。

──「たぶん」(笑)。さては昨夜も記憶喪失になりましたね。

小牧 はい(笑)。日、月、火はそんな感じや。たぶんね、6時とか7時には寝てるね。今は家でご飯を食べるでしょう。好きなモノを好きな時間に食べるから、それに合わせてついつい早くから飲んでしまうからね。日曜日は、また美味しいワインを飲みました。バタンキューやった(笑)。

──まさに勝利の美酒ですね。タガノウィリアムでの3勝目、おめでとうございます!

小牧 ありがとう。

──ロケットスタートでしたね。

小牧 もうね、スタートに賭けてたからね。内枠だったし、2番手かハナに行けんかったら、いい競馬はできへんなと思って。

──今回はもともと行くつもりだったと。

小牧 そう。行く気満々やったから、スタートはホンマに必死やった。上手いこといったから、それでまずはホッとして。ただ、道中でいうと、最初は楽やったんやけど、3コーナーの時点で早めにこられてしまって。ちょっとしんどかったけど、よう辛抱してくれたわ。僕としては、ハナを切れたら楽勝できるかと思ってたんやけどね。そんなに甘くなかった。

──直線で手前を替えられなかったことも影響したのでは?

小牧 そうやねん。もともと手前を替えるのが下手なんやけど、上手く替えることができれば、もうひと伸びできそうやからね。まぁ上にいってどうかは、その点やね。もともと能力はあるから。

──今回は3回目の騎乗で勝利。前回、前々回で得たものが生きた部分もあったのでは?

小牧 うん。前回はちょっとね、内に入って失敗したから。それがあって、今回は前にこだわったんですわ。今回ね、・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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