2020年05月27日(水) 18:02
▲東京スプリントでの勝利、凛々しい表情を見せる坂井騎手(撮影:高橋正和)
今週末に行われる日本ダービー。JRA史上初の無観客でのダービーとなりますが、明るい話題も飛び込んできています。デビュー5年目の坂井瑠星騎手が、同期一番乗りでダービー初騎乗のチャンスをつかみました!
騎乗するのは矢作芳人厩舎のサトノインプレッサ。前走のNHKマイルCでは武豊騎手が手綱を握った自厩舎の期待馬が、自身の手に回ってきました。今年のダービーは僚馬のコントレイルが不動の大本命。その中で瑠星騎手×サトノインプレッサがどんな戦いを見せてくれるのか、直前の心境を伺いました。
(構成=不破由妃子)
※この対談は佑介騎手と坂井騎手ふたりだけで、トレセン内で出来るだけ短時間で行いました。
佑介 ダービー初騎乗、おめでとう!
瑠星 ありがとうございます!
佑介 瑠星のダービー初騎乗のニュース、すごい反響があったらしいよ。
瑠星 やっぱりダービーは違いますね。ほかのGIではそんなことなかったのに、いろんな方から「おめでとう! よかったな」って声を掛けていただきました。全然会ってない中学の友達からも連絡がきたりして。
佑介 ダービーと有馬記念はそうなんだよなぁ。なにしろ、乗るだけで「おめでとう」って言われるんだからね。最初に乗れるって知ったときはどう思った?
瑠星 まずは驚いたというのが一番です。矢作先生から、NHKマイルCのレース後に「もしかしたら乗れるかも」っていう話は伺っていたんですが、まさか本当に乗れるとは…。
佑介 先生から直接言われたの?
瑠星 はい。ただ、電話でいきなり「そういうことだから」って言われたんですけど、僕は何のことかわからなくて(笑)。「何のことですか?」って聞いたら、「ダービーだよ」と。・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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