2020年06月23日(火) 18:01
今週の『太論』は、先週のレース回顧とユーザー質問の合わせ技! 土曜日はジャスパーウィン、日曜日はホワイトブレスで熱い競馬を見せてくれた小牧騎手。「なかなか勝てんねぇ」と愚痴りながらも、それぞれに好走の要因を語ってくれました。(取材・文:不破由妃子)
※このインタビューは電話取材で実施しました。
──先週も熱い競馬がありましたね! まずは土曜日のジャスパーウィン(阪神10R・安芸S)。1年1カ月ぶりとは思えない行きっぷりでした。
小牧 久々やったけど、あの馬は走ると思ってたよ。内枠やったら勝ってたかもしれんなぁ。
──直線に向いたときの手応えが抜群でしたものね。3勝クラスへの昇級初戦でもありましたが、クラスの壁など皆無だなと思いました。
小牧 うん、あの馬は強いと思うわ。それにしても勝てんねぇ。ホントにもう、やんなっちゃう…。あ、僕自身のことね(苦笑)。この馬はずーっと除外が続いててん。そのぶん、けっこう乗り込めてたんやわ。とにかくスタートが速い。3勝クラスも十分通用します。次がホンマに楽しみや。
──とはいえ、1年1カ月ぶりの実戦でした。厩舎の方もビックリしていたのでは?
小牧 いや、そんな感じじゃなかったよ。「乗り込めたし、能力はあるから」って、楽しみにしてるみたいやった。ホンマは勝ちたかったけど、ひとまずこの馬の可能性を示せてよかった。これからも一緒に頑張っていけたらなと思います。日曜日もなぁ、登録の段階ではけっこう頭数おったのにねぇ。1鞍だけになってしまった。
──除外が多かったんですね。
小牧 そうやねん。ニホンピロランドも入らんし。この時期は狭き門やね。なんとか・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。
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