【クイーンS予想】ヴィクトリアマイル組をどう評価するか

2020年07月31日(金) 18:00

展開を利するか、洋芝を利するか

 重賞連勝のフェアリーポルカとヴィクトリアマイル組が人気を集めそうなクイーンS。ヴィクトリアマイル組は当時の着順を考えるともっとオッズがつかないとつまらないようにも思うが、他のメンバー構成を考えると致し方ないところか。

 フェアリーポルカは重賞連勝といっても斤量的には1キロの問題。他馬との重量差ということでは大きなリスクではない。ただ絶対値としての56キロはやってみないと分からない。また脚質的に差し遅れの取りこぼしはありえなくもない。

 スカーレットカラーは重賞2着→ヴィクトリアマイル大敗からの参戦だが、類似パターンでの好走例はけっこうある。負けたレースとはいえ56キロの経験があるのもよい。あとはこの馬も自分で競馬を作るタイプではないので、展開が追い風になってくれるか。

 ビーチサンバは好走したレースが東京や外回り系なので・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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