緊張した時は…「なんせ笑顔、とにかく笑顔や!」

2020年08月25日(火) 18:01

1番人気タガノウィリアムは、ハナを奪うも残念ながら4着。最後に甘くなってしまったのは、「最初に気合いを入れていったぶん」と振り返った小牧騎手。被される競馬を避けたいこの馬にとって、内枠スタートの難しさを語ってくれました。

また、ユーザー質問で「プレッシャーの克服法」を問われ、最近心がけていることに言及。はたしてベテランが意識していることとは!?(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

ベテランであっても、“平常心”を保つのはなかなか難しい

──まずは先週の競馬の回顧から。タガノウィリアム(日曜8R・3歳上1勝クラス・ダ1700m・1番人気4着)は、直線に入ったところでつかまってしまいました…。

小牧 残念やったね…。前回スタートでつまずいたから、慎重にゲートを出して、いいペースで行けたんやけどね。最初に気合いを入れてハナを取りにいったぶん、道中で噛んでしまった。終いが甘くなってしまったのは、その影響やね。完全には止まっていないし、頑張ってくれているんやけど。

──気合いを入れて出していったのは、内枠が影響している?

小牧 うん。被せられたらダメな馬やから。枠が出る前はハナか2番手と思っていたけど、内枠が当たってしまったとなると行かなアカンでしょ。なんせ揉まれたらダメなんでね。前回は後ろからになったけど、ケツからポツンと行けたから終いも伸びた。やっぱり外枠のほうがいいね。外枠やったら、それほど仕掛けなくても外をずーっと回ってこられるから。先週はホンマに残念やった。でも、この馬に対する期待は変わらない。

──ほかでは、日曜6R(3歳未勝利・ダ1000m)フチサンメルチャンも直線はいい脚でしたね(12番人気4着)。

小牧 あの馬もね、走るんちゃうかなと思ってた。小倉の最後の週に使う予定とのことで、もうひと絞りほしいのと、・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

質問募集

このコラムでは、ユーザーからの質問を募集しております。
あなたからコラムニストへの「ぜひ聞きたい!」という質問をお待ちしております。

小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

関連情報

新着コラム

コラムを探す