【ローズS予想】ディープ×サドラーが猛威をふるうが今年は中京2000でどういう結末に…?

2020年09月13日(日) 18:00

ここ5年でディープインパクト産駒は[4-3-1-14]。全馬の単複ベタ買いでもプラスで、ディープ産駒が強い重賞のひとつだ。勝った4頭のうち、カンタービレとシンハライトとタッチングスピーチの母父がサドラーズウェルズ系なのは頭に置いておきたい。いっぽうで4角先頭の馬は[1-3-0-1]。外回り1800で豪快な追い込みが決まるイメージだが、先行馬が必ず残るレースでもある。取り上げた5頭では、リリーピュアハートがカンタービレと同じディープインパクト×ガリレオの配合。ただし今年は阪神芝1800ではなく中京芝2000での開催なので、この傾向が当てはまるかどうかだ。(解説:望田潤)

セウラサーリ

サダムパテックやジュールポレールの3/4妹で、母母ダイアモンドシティはアーリントンメイトロンH(米G3・ダ9F)3着。ダイアモンドシティはフォーティナイナーと似た血脈構成で、オルフェーヴルとフォーティナイナーといえばラッキーライラックやエポカドーロが出た黄金配合だ。兄姉とわりと似たタイプで脚長で大箱向きで、母方の北米パワーも受け継ぎタフな馬場に向く。一雨あれば面白い。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

ソフトフルート

ミッドサマーフェアの半妹で、アイスストームやスプリングシーズンのイトコ。母母ストームソングはBCジュヴェナイルフィリーズなどに勝った北米2歳女王。ディープインパクト×キングマンボ×サマースコール(ストームキャットと血脈構成が似る)だからリアルスティールと似た配合で、斬れとパワー兼備の1800型とみたい。良馬場ならソコソコ斬れるので、ここでどれだけやれるか。

距離○ スピード○ 底力○ コース◎

デゼル

母アヴニールセルタンは仏オークスと仏1000ギニーの勝ち馬で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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