ゲートでヒヤッ!「痛かった…」小牧騎手が一部始終を振り返る

2020年10月06日(火) 18:01

距離延長で期待がかかったキーフラッシュでしたが、勝ち馬の切れ味に屈して惜しくも2着。とはいえ、3着以下には決定的な差をつけており、今後がますます楽しみになる一戦でもありました。土曜日の3Rでは、ゲートでヒヤッとするアクシデントがあり、騎乗馬のクリノイコライザーが除外に。「痛かった…」と振り返る小牧騎手が、その一部始終を語ってくれました。(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

右足の鐙が抜けなくて、宙づりになった!

──白川郷S(10月4日・中京10R・ダ1900m)のキーフラッシュは2着。3着以下は大きく突き放しましたが、1頭強い馬がいましたねぇ。

小牧 しょうがないね。勝った馬は、文句なしに強かった。普通に乗ってきて、アッサリとかわされてしまったからねぇ。相手がミスでもしない限り、あのレースは勝てんかったわ。

──先週、「距離が延びるのはいい」とおっしゃっていましたが、やはり1700mとは走りが違いましたか?

小牧 そうやね。楽だったというか、走りに余裕があったような気がする。相手はあの馬(ハギノアレグリアス)だけやと思っていたし、川須(スズカフェスタ7着)が行くことも予想できていた。イメージした通りに完璧に乗れたんやけどなぁ。ガックリきたわ。

──キーフラッシュの走破タイムは1分56秒5、前日のシリウスSの勝ちタイムが1分57秒8。単純比較はできませんが、1000m通過タイムにそれほど差がなかったことを思うと、この1秒3という差はキーフラッシュの可能性を示しているかもしれませんよ。

小牧 ああ、そんなに違ったんや。勝った馬は・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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