2020年10月18日(日) 18:02
▲富士Sでライバル・古馬撃破へ向かうタイセイビジョン(撮影:下野雄規)
重賞2勝を挙げ、NHKマイルCでは4着だったタイセイビジョン。秋は富士S(GII、東京・芝1600m)から始動します。古馬との初対戦に加え、NHKマイルCの勝ち馬・ラウダシオンとの再戦ともなる一戦を前に、精神面の成長を感じたというアーリントンCの直線での出来事や、「省エネ」な普段の様子を担当の菊本俊英調教助手(西村真幸厩舎)に伺いました。
(取材・構成:大恵陽子)
※お忙しい中、電話取材にご協力いただき、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。
――まずはタイセイビジョンの第一印象から教えてください。
菊本俊英調教助手(以下、菊本助手) 最初に厩舎に入厩してきた時は担当ではなかったんですけど、デビューする前に担当になりました。体の形がすごくいいように見えましたし、動きなど2歳なりに緩い部分もありましたけど、「そこそこ走ってくれるんじゃないかな」と感じていました。
――その期待通り、昨年6月の新馬戦で見事、勝利を収めました。
菊本助手 勝つかどうかはやってみないと分からないですけど、思ったよりいい勝ち方で、よかったです。まだ粗削りな部分があって、コーナーも(外に)張り気味だったんですけど、能力は高いでしょうから、アッサリ勝ってくれましたね。
――1400mだった新馬戦から1F距離短縮となった函館2歳Sは逃げたビアンフェを捉えきれず2着。それでも最後までしっかり伸びていました。・・・
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