2020年11月01日(日) 18:00
ムイトオブリガード(19年1着、18年2着)、タイセイトレイル(19年2着)、スワーヴリチャード(17年1着)、シュヴァルグラン(16年1着)、アルバート(16年2着)と、トニービンの血が毎年勝ち負けしているのは東京2500の重賞らしい。
いっぽうタイセイトレイル(19年2着)、パフォーマプロミス(18年1着)、マコトガラハッド(18年3着)、セダブリランテス(17年3着)、ゴールドアクター(15年1着)、メイショウカドマツ(15年2着)と、ロベルトの血もよく上位を賑わせる。取り上げた5頭ではサンレイポケットがトニービンを、オーソリティがロベルトの血を引く。(解説:望田潤)
オーソリティ
エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの甥で、母母シーザリオはオークス馬で名繁殖。オルフェーヴル×シンボリクリスエスはエスポワールと同じで母母にサドラーズウェルズが入るのも同じ。しなりやバネを感じさせる走りは牝系特有のもの。オルフェ牡駒は距離が延びれば延びるほど勝率や連対率が上がる。シーザリオ牝系だけに極端に揉まれ込まれると心配だが…。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
オセアグレイト
エルノヴァの甥でディーマジェスティやタワーオブロンドンのイトコで、名馬ジェネラスなども出る名牝系。母父バーリはセントジェイムズパレスS(英G1・芝8F)などに勝ちフィフスペトルの母父でもある。オルフェ産駒で母系にサドラーズウェルズが入るのはラッキーライラックなどと同じ。バーリのナスキロ柔さも受け継ぎ、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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