【先週の重賞回顧】 血統を使って柔軟な思考の予想で好配当を仕留める!

2020年11月10日(火) 18:00

予想の頭脳

京王杯2歳Sでは抜群の強さを誇るルメール騎手の手綱に導かれて勝利したモントライゼ(撮影:下野雄規)

『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、今週行われた4つの重賞すべてを的中させたプロ予想家を取りあげます。しかも、京王杯2歳S、ファンタジーS、アルゼンチン共和国杯、みやこSの本命馬の人気は5、7、8、1人気。高い精度で穴馬を指名した、その“頭脳”に迫ります!

種牡馬特性と血統から導き出した結論が奏功

 今回紹介するのは、4重賞完全制覇を遂げた血統派のMr.K氏です。まずは土曜日の京王杯2歳Sで、5番人気3着のユングヴィに本命を打ちます。父は中央ではあまり馴染みのないミュゼスルタンでしたが、「長い直線への対応力と、緩んだペースを掴む瞬発力が肝要」なレースにふさわしい種牡馬だと看破。

「持続力に特化したドイツ牝系にミュゼスルタンのスピードの元となっていたフレンチデピュティの強みが乗っかっている」と、配合から読み切ったのです。相手に10、14番人気を指名する攻めた馬券こそ不発に終わりましたが、しっかりと複勝3.5倍を5,000円的中させました。予想結果はこちら
予想の頭脳

マイナー血統とはいえ、その適性をしっかりと把握して反映させた予想は見事のひと言

 阪神替わりになったファンタジーSは、「いつも通り、阪神と相性の良いマキャヴェリアンに寄せて馬券を買っていきます」と宣言。マキャヴェリアンを内包するヴィクトワールピサ産駒、7番人気2着のオパールムーンを本命に推します。祖父のネオユニヴァース産駒の活躍馬が牡馬に偏っていたのと対照的に、ヴィクトワールピサは牝馬の成績が良いことを指摘。

「ヴィクトワールピサ産駒の牝馬といえばジュエラー、パールコード、テラノヴァ、ウィクトーリア、ミッシングリンク。最近、活躍しているのはスカーレットカラーやレッドアネモス、サムシングジャストなどでしょうか。やっぱり阪神に強い」という見解で、まだ札幌の新馬戦を1走しただけの馬の阪神適性を強調。こちらは、単複のみに絞り、複勝4.3倍を7,000円的中させています。予想結果はこちら
予想の頭脳

産駒の成績をしっかりと把握し、種牡馬のコース適性を見極めることの大切さを教えてくれた

 さらに翌日には、アルゼンチン共和国杯を「トニービンに寄せて」、8番人気3着のサンアップルトンに本命。一転してみやこSでは、1番人気のクリンチャーを「ようやくダート重賞を勝てる舞台が整った」と、強く推して単勝を推奨しました。
 
 未知の適性をいち早く掴んだ2歳戦のみならず、長距離でもダートでも、Mr.K氏の血統予想の威力が存分に発揮された2日間でした。

お気に入りの予想家を逃さずキャッチ! 自動購入機能がオススメです。

予想家をお気に入り登録する方法は 通知設定の方法は どんな方法で通知されるの?

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

ウマい予想家

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

関連情報

新着コラム

コラムを探す