2020年11月17日(火) 18:01
ニホンピロマリブにとって、試金石と位置付けた黄菊賞でしたが、結果は勝ったアドマイヤザーゲからコンマ1秒差の4着。僅差であり、終いも互角の脚を見せただけに、小牧騎手からも悔しさが滲みます。初戦からの変化や、「迷った」という直線の進路取りなど、勝負のなかでの葛藤を語ってくれました。(取材・文:不破由妃子)
※このインタビューは電話取材で実施しました。
──黄菊賞のニホンピロマリブは4着。見応え十分でしたが、直線で進路を探すシーンがあり、小牧さんにとっては悔しいレースだったのでは?
小牧 そうやねぇ。直線に入ったときに内に突っ込んでいれば、もっともっと際どかったのは確かやね。ただ、同じような場面で内に突っ込んで、落とされたことがあったやろ? それで大ケガをして。
──ああ、2018年の6月ですね。肋骨を何本も折って。
小牧 うん。迷ったんやけど、・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。
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