2020年12月27日(日) 18:00
★3行でわかる! 中山金杯 攻略の糸口
1.斤量増の馬が非常に強い。ハンデ56.5キロ以上馬◎!
2.かなり堅いので夢馬券は望み薄。前走5着以内馬を重視。
3.Cコース替わりで内&前が有利に。関西の馬と騎手が○。
データ特注推奨馬
★現時点ではなし
競馬ファンの「一年の計」は、元旦ではなく金杯にあり。新型コロナウイルスの影響で、今年は仕事始めが例年よりも遅くなる人が多いはずで、なおさら注目度の高い一戦となりそうである。時節柄、つい穴を狙いたくなるレースなのだが、近年の中山金杯は「かなり堅い」傾向なので、くれぐれもご注意を。夢馬券を狙うならば、京都金杯(今年は中京開催)のほうが向いている。
中山金杯で目立っているのが、前走から「斤量増」となる馬の強さだ。特注データとして当欄で掲載しているものを見ていただきたいのだが、トータル[9-4-5-12]で複勝率60.0%、複勝回収値124という素晴らしい成績。過去10回の勝ち馬のうち、9頭までが前走から斤量増で出走した馬なのである。また、ハンデも明らかに「背負っている組」のほうが好成績。ハンデ56.5キロ以上馬に限れば、トータル[6-3-4-22]という結果となる。
そしてもう1点、レース結果に大きな影響を与えているのが「A→Cコース替わり」だ。今年も例年通りここでCコースに替わるのだが、その結果かなり内枠有利&先行勢優勢となる傾向にある。本来、中山芝2000mは枠番による成績差の少ないフラットなコースで、中団からの差しも十分に届くのだが、中山金杯に関しては内枠に入った馬と先行勢を重視したほうが、好結果を呼び込めることだろう。
あとは、ハンデ戦でも前走大敗からの巻き返しはきかず、前走5着以内馬が毎年2頭は馬券絡みすること、ホームの関東勢よりも、アウェイである関西馬や関西所属騎手&外国人騎手のほうが強いことなども、このレースの特徴だ。現時点ではジャッジできないファクターが多すぎるので、データ特注推奨馬は「なし」とさせていただいた。
【コース総論】中山芝2000m Cコース使用・・・
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。
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