【京都金杯予想】今年は中京で行われる京都金杯 急坂を駆け上がるダンジグのパワーに注目

2020年12月27日(日) 18:00

京都の正月開催で行われる伝統のハンデ戦だが、今年は中京芝1600での開催。このコースで行われる重賞といえば夏の中京記念で、良馬場で行われたここ4年の勝ち馬4頭のうち、グレーターロンドン(母母父ダンジグ)、ウインガニオン(母父ポリッシュネイビー)、スマートオリオン(父グラスワンダー)の3頭はダンジグの血を引いている。急坂を駆け上がる後駆のパワーが要求されるコースだ。取り上げた5頭では、サトノアーサー(母父リダウツチョイス)とピースワンパラディ(母父アグネスデジタル)がダンジグの血を引く。(解説:望田潤)

サトノアーサー

スワーヴシャルルの半兄で、母キングスローズはニュージーランド1000ギニー(G1・芝1600m)勝ち。近親にニュージーランド2歳女王アナバンダナなどがいる。母父リダウツチョイスは豪名種牡馬でキャンベルジュニアやショウナンバルディの母父。Hペースの関屋記念と重馬場のエプソムCを勝っており、道悪巧者というよりは大箱1600〜1800で上がりがかかると追い込めるというべきだろう。ここも前傾ラップになってほしい。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

シュリ

グレイトチャーターやジャンナの半弟で、牝祖ファンタスティックガールの子孫にファンタスティックルックやデザインドフォーラックといった北米G1勝ち馬が出る。ハーツクライ×ジャイアンツコーズウェイは・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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