2021年02月14日(日) 18:00
2月の小倉開催で行われてきた伝統のハンデ戦。昨年はディープインパクト産駒が1〜3着を独占した。17年の勝ち馬マルターズアポジー(4人気)はロベルト5×4をもっていたが、20年2着ドゥオーモ(10人気)の母はロベルト3×4で、19年3着サイモンラムセス(14人気)の母もロベルト3×3なのである。血統表中にロベルトのクロスをもつ馬の大駆けには注意が必要だろう。取り上げた5頭にロベルトのクロスを持つ馬はおらず、バイオスパークとボッケリーニは母系にロベルトの血を引く。(解説:望田潤)
アドマイヤジャスタ
アドマイヤラクティやサトノジュピターの3/4弟で、母アドマイヤテレサはJRA5勝。母母ヒードはニジャナS(米G3・芝8.5F)勝ち。ジャスタウェイ×エリシオだから晩成の中長距離血統で、古馬になって突然の復活を告げる函館記念でのブービー人気激走だった。その函館記念の自身の上がり3Fが36.4で、ホープフルS2着が35.6だから、ここも上がりがかかりスタミナが活きる流れになってほしい。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ヴァンランディ
チェッキーノ、コディーノ、トレクァルティスタの全弟で、シンコウラブリイの甥。ムイトオブリガードやロードマイウェイなども近親。母ハッピーパスは芝マイルの京都牝馬Sに勝った。着実に・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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