2021年02月21日(日) 18:00
コーナー4つの内回り1800戦だから、ダノンキングリー(ディープインパクト×ストームキャット)、ウインブライト(ステイゴールド×アドマイヤコジーン)、ネオリアリズム(ネオユニヴァース×メドウレイク)、ヌーヴォレコルト(ハーツクライ×スピニングワールド)と、「中距離×マイラー」の先行力や機動力が活きる舞台といえる。一昨年はステイゴールド系のワンツーだったが、ウインブライト、ラッキーライラック、サクラアンプルール、ドゥラメンテと、5年連続でノーザンテーストの血を引く馬が連対中。(解説:望田潤)
クラージュゲリエ
プロフェットの半弟で、母母ビスクドールはトゥザヴィクトリーの全妹。本馬は父がキングカメハメハなので、同父・同牝系のトゥザワールドやトゥザグローリーなどと3/4同血の関係になる。ヌレイエフ4×4にミスプロとロベルトが絡むので機動力とパワーに長けた血統だが、長手の体型でナスペリオン的斬れも兼備し、コースや馬場などはわりと不問。戦績どおり弱点が少なくどこでも好走する中距離馬だ。ただ1800は少し忙しいかもしれないが…。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
ケイデンスコール
バランスオブゲームやフェイムゲームの甥で、母インダクティはJRA2勝。牝祖ベルベットサッシュはサッカーボーイの全妹で、ステイゴールドやショウナンパンドラなども同牝系。ロードカナロア×ハーツクライはタガロア、トロワゼトワル、ヴァルディゼールなどが出るニックス。京都金杯は内枠を利したイン差しがズバリで久々の重賞勝ち。実績どおり大箱向きのマイラーなので、中山内1800であの手が使えるかどうかだ。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
バビット
母母グランスオークスは輸入種牡馬フォティテンの全妹で、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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