2021年02月22日(月) 18:00
一連のダートGIで快走してきたビッグネームが少なかったため、全体レベルはあまり高くないのではないかとされ、上位人気は割れた。その中で1番人気に支持されることになった、ただ1頭の4歳馬カフェファラオ(父American Pharoah)が1分34秒4の時計で抜け出して快勝。大きく展望の広がる新チャンピオンとなった。
カフェファラオが新チャンピオンに君臨した(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
一方、わずか2頭だけの出走だった8歳馬エアスピネル(父キングカメハメハ)、ワンダーリーデル(父スタチューオブリバティ)が快走して、2着、3着に健闘。
映像では、サウジアラビアで鮮やかなワン・ツーを決めた6歳コパノキッキング、7歳マテラスカイのスプリント戦、さらには3歳の1勝馬ピンクカメハメハが抜け出したサウジダービー、残念ながら流れに乗れなかった6歳チュウワウィザードのサウジCのレースが流れるなど、きわめて多彩なダート戦が展開された日となった。
4歳カフェファラオの記録した1分34秒4(前後半46秒5-47秒9)は、2016年にモーニンが記録した1分34秒0(重馬場)に次ぐレース史上2位、良馬場ではフェブラリーSの最速タイムだった。1997年にGIとなったこのダート重賞を制した4歳馬は・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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