【金鯱賞予想】17年から大阪杯の重要ステップに ダンジグの血を引く馬が毎年馬券に絡む

2021年03月07日(日) 18:00

2017年から3月に移行し、大阪杯の重要ステップに。中京芝2000というのはペースや展開一つでピッチでもストライドでもこれるコース形態といえるが、20年サトノソルタス(8人気2着)、19年ダノンプレミアム(2人気1着)、18年サトノダイヤモンド(2人気3着)、17年ヤマカツエース(1人気1着)と、毎年ダンジグの血を引く馬が馬券に絡んでいる。急坂を駆け上がるパワーがモノを言っているということか。取り上げた5頭ではキセキとデアリングタクトがダンジグの血を引く。(解説:望田潤)

キセキ

 母母ロンドンブリッジは桜花賞2着で、ダイワエルシエーロやグレーターロンドンなどを産み繁殖としても優秀だ。体型や走りは父ルーラーシップ似で、強靭な後駆は母方のダンジグ譲り。実績どおり大箱向きの大跳び中距離馬で、2000〜2200m[2-3-2-2]と中距離をワンペースで走破して強い。秋天のような上がり特化の緩急が激しいレースは向いていないが、JCは少し行きすぎた。スタートなど課題はあるものの、中京2000は条件的には合っている。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

グローリーヴェイズ

 3代母メジロラモーヌは牝馬三冠で、子孫にコウソクストレートやフィールドルージュなどが出る。母メジロツボネは・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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