2021年03月14日(日) 18:03
▲朝日杯FSの勝ち馬グレナディアガーズ、安井助手が語る素顔 (C)netkeiba.com
朝日杯FSをレコードタイムで勝利したグレナディアガーズが、20日ファルコンS(GIII、中京・芝1400m)で今年初戦を迎えます。初勝利まで3戦を要したものの、一気にGI馬へと駆け上がったグレナディアガーズは、「怪物」と呼ばれたフランケル産駒。レースで前向きな面を見せたこともありましたが、普段は「稀にみる可愛さ」という男の子について、担当の中内田充正厩舎・安井賀彦調教助手に伺いました。
(取材・構成=大恵陽子)
※このインタビューは電話取材で行いました
――まずは初めて見た時の印象から教えてください。
安井 大人しくて小柄で、すんごく可愛い馬でした。稀にみる可愛さで、のんびりとした雰囲気の馬でした。
――フランケル産駒と聞くと、とても元気がいいのかと思っていました。
安井 逍遥馬道に行くとそういう面は見せるらしいですけど、引き運動や洗い場、馬房で接する時はそういうところは全く見せないんです。
――新馬戦は新潟・芝1400mで2着。2戦目で1600mに距離延長されると、道中は力みながらで、4着に敗れてしまいました。
安井 調教ではそこまで掛かる面は見せなかったので、あのレースぶりはちょっと意外でした。ゲート裏ではたしかに「少しテンションが高いかな」とは思っていたんですけど、レースでも出てしまいましたね。
そこで、3戦目からはレースの時だけハミを替えてメンコも着けることになりました。調教には中内田調教師が乗っていて、トレセンでの調教ではメンコも着けないですし、もっと弱いハミでコントロールが利くんですけど、乗っている人ならではの感覚じゃないでしょうか。
――馬具を変えて臨んだ阪神・芝1400mの未勝利戦は楽々と抜け出して圧勝。しかも、当時のレコードタイムタイで、強さが際立ちました。・・・
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