【桜花賞予想】59秒後半-33秒で天賦のスピードを爆発させるレース 470キロ以上のディープ産駒は「3-1-0-3」

2021年04月04日(日) 18:00

昨年はレシステンシアとスマイルカナの行った行ったで決まりそうなところをデアリングタクトが豪快に差し切り。桜花賞は行くか追い込むか、極端に乗ったほうがハマりやすいレースで、グランアレグリアやレッツゴードンキは4角先頭から押し切り、アーモンドアイは4角16番手からナデ斬った。グランのラップが59.4-33.3、アーモンドが59.9-33.2。良馬場ならば行っても差しても、59秒後半で追走して33秒で上がるのが勝ちパターンといえ、3歳牝馬が阪神外マイルで天賦のスピードを爆発させるにはこれが理想なのだろう。ディープ産駒は[5-4-2-25]。450キロ以上では[5-1-0-10]、470キロ以上だと[3-1-0-3]、449キロ以下では[0-3-2-18]。今年の登録馬ではサトノレイナスが前走474キロ、アカイトリノムスメが450キロ、エンスージアズムが416キロ。(解説:望田潤)

アールドヴィーヴル

フアナの半妹でエスポワールの姪で、3代母グレースアドマイヤはヴィクトリーやリンカーンの母でアリストテレスやアドミラブルの母母。キンカメ×ディープはブラヴァスやククナと同じ。血統どおりの重厚な中距離馬で、マイルのクイーンCで2着に追い上げたのは高く評価。とはいえオークス向きには違いなく、桜花賞で勝ち負けまでくるとすれば渋ったときか。ちなみにミルコはアドミラブルやエスポワールなど、この牝系の有力馬にはよく騎乗している。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

アカイトリノムスメ

ジナンボー、モクレレ、ラインベックの全妹で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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