【皐月賞予想】馬場高速化に伴いディープ産駒の好走率アップ ダンジグ系の血を引く馬が毎年絡む

2021年04月11日(日) 18:00

ここ5年ではディープインパクト産駒は[3-1-2-13]。良馬場だと[2-1-2-8]で必ず馬券に絡んでいる。馬券に絡んだ6頭のうち、450キロのダノンキングリー以外は462〜518キロで、良なら馬格のあるディープ産駒が必ず好走するともいえる。

また勝ち鞍こそないが、20年2着サリオス(デインヒル)、19年2着ヴェロックス(グランドロッジ)、18年3着ジェネラーレウーノ(デインヒル)、17年2着ペルシアンナイト(デインヒル)、16年3着サトノダイヤモンド(ルアー)と、ダンジグ系の血を引く馬が毎年絡んでいるのは中山のGIらしい。

稍重だった20年と18年は、キングマンボ(ガロアクリーク8人気3着、サンリヴァル9人気2着)の血を引く馬が美味しい馬券に。取り上げた馬でダンジグの血を引くのはグラティアス、ダノンザキッド、ディープモンスター、ラーゴム、ルーパステソーロ。(解説:望田潤)

アサマノイタズラ

リノワールドの弟で、母ハイタッチクイーンはJRA3勝(芝1800〜2000m)。牝祖レディステラはフェアリーS勝ち馬。ヴィクトワールピサ産駒で母系にダンシングブレーヴとサドラーズウェルズが入りミスプロのクロスだからブレイキングドーンと似た配合で、持続力に富む脚質で道悪が巧いのも似ている。水仙賞はスローでかかり気味で直線脚を余したようなレース。2000に延びるのはいいが、いずれにしても時計のかかる決着での狙いに。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

アドマイヤハダル

スイープトウショウ、トウショウフリーク、トウショウデザイアの甥で、トウショウカズンやスイープセレリタスのイトコ。3代母サマンサトウショウはエプソムC勝ち馬。ロードカナロア×ディープインパクトはファンタジストやドナウデルタと同じで、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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