2021年06月15日(火) 18:01
日曜日の中京3Rでは、11番人気のメイショウヤマツミで逃げ粘って波乱を演出した小牧騎手。「いいスピードを持っている」と確かな手応えを得たようで、また次が楽しみな馬が登場しました。9R・恵那特別のショウブは本来の力を発揮できませんでしたが、「あの馬は走る!」と能力に太鼓判。今週もじっくりとレースを振り返りつつ、質問コーナーでは、びっくりエピソードも!?(取材・文:不破由妃子)
※このインタビューは電話取材で実施しました。
──日曜日は、最初のレースから見せ場十分でしたね(中京3R・3歳未勝利・ダ1400m・メイショウヤマツミ11番人気2着)。
小牧 惜しかったねぇ、あれは。3〜4コーナーでは勝ったと思ったけどね。ちょっと相手が悪かった。
──これまで後ろから行っていた馬ですが、今回はハナに。
小牧 前回、2000mでも後方から行っていた馬やったから、僕自身、まさかハナに行けるとは思ってなかったんやけどね。
──そうでしたか。てっきり狙って取りにいったのかと思っていました。
小牧 いやいや、出たとこですわ。スタートしたら飛び出していって、パッと周りを見たら半馬身抜けていてね。それで思い直して行ったんですわ。もともと追い切りで上がり12秒1で動いていたから、スピードはあるんやなとは思ってた。なのに、なんでレースにいったら走らんのやろうって考えてたんですけどね。やっぱりいいスピードを持ってましたわ。たぶん、砂を被ったり馬込みがダメなんでしょう。外目の2番手とかでもいいやろうし、この馬はすぐにチャンスが回ってくると思うよ。厩舎サイドには、距離を延ばしてみてもいいんじゃないかって言うたんです。・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。
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