2021年06月27日(日) 18:00
開幕週の福島芝1800のハンデ重賞。18年勝ち馬メイショウテッコンは中山内回りの日経賞を、17年セダブリランテスは中山内回りの金杯を、16年ゼーヴィントは福島の七夕賞を勝った。良なら内回り小回り適性の高い馬を狙いたいレースといえる。フィエールマンは素質と能力で2着まできたが、ああいう大箱向きストライドではなかなか差せないレースだ。メイショウテッコンは母父キングマンボ系で、セダブリランテスとゼーヴィントは母父ブライアンズタイム。こういう小回りのきく血が母父に入っているかもチェックポイント。(解説:望田潤)
アサマノイタズラ
リノワールドの弟で、母ハイタッチクイーンはJRA3勝(芝1800〜2000m)。牝祖レディステラはフェアリーS勝ち馬。ヴィクトワールピサ産駒で母系にダンシングブレーヴとサドラーズウェルズが入りミスプロのクロスだからブレイキングドーンと似た配合で、持続力に富む脚質で道悪が巧いのも似るが、本馬は母父にキングヘイローのマイルのスピードが入るので、スプリングSのように小回りを捲る脚が武器。福島は向くので時計がかかれば。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
ヴェイルネビュラ
ウェスタールンドやミクロコスモスの甥で、コズミックフォースのイトコ。母リングネブラはJRA3勝。母母ユーアンミーはフォワードギャルS(米G3・ダ7F)勝ち馬。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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