アルカナ・イヤリングセールに355頭が上場予定

2021年07月15日(木) 18:00

世界的な高級リゾート地ドーヴィルを拠点とするフランスのセリ会社「アルカナ社」が、夏期限定で“フランス競馬”の魅力に迫る現地最新情報をお届けします。

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ロードカナロア産駒も上場 ――豪華な種牡馬のラインナップ

 今年の8月は、フランス・ドーヴィルで、競馬に関する大きなイベントが2つ開催されます。1つは、アルカナ・8月1歳セールです。昨年はコロナ禍により、セール日程変更を余儀なくされましたが、今年は通常日程に戻り、「ヨーロッパにおけるイヤリング・サーキットの幕開け」を飾ることになります。そしてもう1つは、アルカナ・1歳セール期間中に行われる、ヨーロッパ最強マイラーが揃うG1ジャックルマロワ賞の開催です。

 アルカナ・1歳セールには、兄や姉がG1勝ち馬という血統背景を持つ19頭を含む、355頭の豪華な顔ぶれが揃いました。セール初日と2日目の「セレクト部門」に上場される馬の半数以上は、母がブラックタイプを獲得している馬ですし、四分の1にあたる上場馬は、兄か姉が重賞勝ち馬なのです。

 種牡馬のラインナップからも目が離せません。というのも、今年は日本のチャンピオンホース・アーモンドアイの父、ロードカナロアの産駒が上場されるからです。母はG3を勝ったギルティトゥエルヴで、アゲインやモンジューらが出ている牝系です(上場番号19番)。

 欧州トップサイアーの1頭、フランケルの産駒から、半姉がG1マルセルブーサック賞勝ち馬という上場番号16番の牝馬で、G1・4勝をあげた日本のリスグラシューの近親にあたる馬や、G1を制している母ジャストセンシュアルの初仔となる上場番号27番の牝馬が上場されます。

 G1仏1000ギニーを制したビューティーパーラーの半妹にあたる上場番号142番の牝馬や、半兄にG1勝ち馬ジャッカルベリー、クラッカージャックキング、アウェルマーダクがいる上場番号156番の牡馬など、大人気種牡馬の1頭であるキングマンの産駒にも注目です。

 ヨーロッパNo.1のディープインパクトの後継馬として期待がかかるサクソンウォリアーの産駒は7頭がエントリーしています。

 GI宝塚記念で2着に好走したユニコーンライオンの父ノーネイネヴァーの産駒は10頭が上場予定です。

 アメリカ3冠馬ジャスティファイの産駒が上場されるヨーロッパの1歳セールは、アルカナ・8月1歳セールだけです。

 ドゥバウィ、アメリカンフェイロー、サクソンウォリアー、シーザスターズ、キャメロット、ダークエンジェル、ガリレオ、コーディアック、ロペドヴェガ、キトゥンズジョイ、メダグリアドロー、ミーマス、モアザンレディ、ナイトオヴサンダー、ノーネイネヴァー、ショウケイシングなど、上場馬の種牡馬は、ゴージャスなラインナップとなりました。

 アルカナ・8月1歳セールのカタログは以下のリンク先からもご覧いただくことができます。

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アルカナ社

欧州の主要セリ会社であるアルカナ社(Arqana)。フランス北西部の美しいリゾート地、ドーヴィルを拠点としている。本コラムは8月のセール開催中に、期間限定でお届け。ヨーロッパを代表するフランス競馬の最新情報を、現地から発信!

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