「1頭でもいたらいいんやけど」あえてレースを観なかった週末

2021年07月27日(火) 18:01

「お休みになってしまうかも…」と危惧していた新潟・函館の2場開催が始まり、1週目からさっそく悪い予感が的中。いつもとは違う週末を過ごした小牧騎手ですが、はたしてその心中は──。オリンピックからも刺激を受けたというこの週末、率直な思いを明かしてくれました。(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

気持ちを途切らさんように、常に体だけは準備をして…

──以前から、新潟・函館の2場開催期間は「休みになってしまうかもなぁ」とおっしゃっていましたが、悪い予感が的中してしまいました。

小牧 なんか変な気分やね。なんていうのかなぁ…、週が明けたのに、まだ週末のような気がして。

──いつもの週末を過ごしていないから…。

小牧 そうかもしれんね。レースはあえて観なかったわ。観たら観たで乗りたくなって、腹が立ってくるやろうから(笑)。それでも結果だけは気になって、あとからチェックしていたけど。土日とも、調教にも行けなかったしね。だから、あえて先週は頭から完全に切り離しました。

──“あえて”というあたり、小牧さんの心情が伝わってきます。

小牧 うん…。まぁ思い悩んだところでしょうがないからね。この新潟、・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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