2021年08月08日(日) 18:00
過去5年の連対馬10頭のうち、メールドグラース、トリオンフ、クランモンタナ、ベルーフ、サンマルティンの5頭がグレイソヴリンの血を引いている点に注目。取り上げた5頭ではヴェロックスとヒュミドールがグレイソヴリンの血を引く。また前に行って残った馬は、トリオンフ、クランモンタナ、サトノクロニクルとリファールの血を引いていることが多い。取り上げた馬でリファールの血を引くのはファルコニアだけで、前々で立ち回れれば有力かも。(解説:望田潤)
アールスター
母ウェーブクイーンはダート長丁場で活躍したキョウトシチー(浦和記念、白山大賞典ほか)の全妹にあたる。母父サッカーボーイからスタミナを、ニジンスキーのクロスから胴伸びのある体型を得て、カナロア産駒だが平均ペースの持続力に富む中距離馬。昨年の小倉記念は58.1-59.4の前傾ラップを中団インから差し切り、春の小倉大賞典でもジワジワ差して4着だから、小倉の芝中距離特有の持続ラップが合うのだろう。今年も虎視眈々と前崩れを待つ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ヴェロックス
母セルキスは独オークストライアル(独G2・芝2000m)勝ち。母父モンズンのドイツ血脈を1/4異系とし残りの3/4でノーザンダンサーをクロスする好形で、持続力あるストライドで走る大箱向き中距離馬。ジャスタウェイ産駒の古馬になっての成長力はマスターフェンサーやアウィルアウェイやテオレーマを見てのとおりだから、最近の足踏みが意外だしもどかしい。小倉大賞典のように馬群に入ってしまうとよくないようで、ここは小回り+多頭数が課題に。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
ショウナンバルディ
母母マセドンレディは・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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