2021年08月18日(水) 18:00
先週は雨の影響がレースだけでなく、輸送にも大きな影響を及ぼした小倉競馬。暑さはなくとも、通行止めの影響で輸送が長時間となり、馬運車の中で熱発する馬がいたようです。今朝の栗東も調教中、かなり大粒の雨が降っている時間帯もあり、このところは本当に雨が影響しています。どうやら、今週末も雨マークの天気予報ですから、いろんなことが無事に進めばよいと願っております。
さて、今週は札幌記念と北九州記念。札幌に関しては、お天気の心配もなく、頭数も少なく、馬券的にはあまり妙味がなさそうな気もしますが、小倉は荒れ馬場のハンデ重賞。ここを仕留めれば、真夏の予想家ダービーのランキングで一気に浮上できるんじゃないか、なんて思っています(笑)。
ええ、もちろん、現時点で客観的な調教適性から狙えそうな人気薄がいるからこそ、こんなフリをしているんですよ。
【北九州記念/モズスーパーフレア】
北九州記念は2019年4着、2020年2着。55キロから56.5キロになって、着順が上がっているだけに、斤量に関してはあまり考える必要がないかも知れません。雨だって得意だと思いますが、ただ、問題は内が伸びない馬場になった時への対応。そこでいろんなことを求められてしまうと、脚質や斤量は間違いなく足かせになるでしょう。
単純な状態だけの話にすると、毎週、坂路の角馬場で馬体を確認していますが、1週ごとに確実に絞れています。そのあたりが1週前追い切りの3F目11.6秒、4F目11.7秒というとんでもないラップに表れています。最終追い切りは数字しか見ていませんが、3F目11.5秒から4F目12.2秒と失速幅が大きくなっています。雨馬場で間違いなく先週よりは時計を要する馬場ですが、あとは実際の動きを確認してみて。
1週ごとに確実に絞れているモズスーパーフレア(8月17日撮影)
【北九州記念/アウィルアウェイ】
昨年の北九州記念、前走のCBC賞でどちらも3着。小倉芝1200mの重賞では複勝圏を確保できていますし、・・・
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井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ
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