2021年09月26日(日) 18:00
19年は前後半32.8-34.3の前傾ラップで、サンデーサイレンスの血を引かないタワーオブロンドン、モズスーパーフレア、ダノンスマッシュ、ミスターメロディが上位独占。18年も33.0-35.3の前傾ラップで、サンデーの血が薄い(血統表の3代目にもつ)ファインニードルが勝ち、非サンデーのラブカンプーとラインスピリットが2着3着。いっぽう33.9-33.7の後傾となった17年は母父サンデーのレッドファルクスが勝ち、34.1-34.0の15年は父父サンデーのストレイトガールが勝っている。20年は32.8-35.5の前傾ながらグランアレグリア(父父サンデー)が脚力の違いで豪快に追い込んだが、2着ダノンスマッシュは非サンデーだし、やはり前傾ラップになると非サンデー優勢という見立てでいいだろう。(解説:望田潤)
アウィルアウェイ
名繁殖トキオリアリティーの孫で、インディチャンプの半妹で、リアルインパクトやネオリアリズムやアイルラヴァゲインの姪で、アペルトゥーラのイトコ。母ウィルパワーはJRA4勝(1200〜1400m)。この牝系の牝は勝ち鞍全てが1400以下で、本馬もジャスタウェイの娘だがスプリンターに完成した。ハイペリオン的持続力で差すので高速決着は辛いが、馬場が悪すぎるのもまた辛い。昨年は最後方から追い込んで3着。急坂コースの良馬場が最も差せる。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
エイティーンガール
母母センターライジングは現フローラS勝ち馬。その母ダイナオレンジは新潟記念勝ち馬で子孫にダイワリベラルなどがいる。ヨハネスブルグ×アグネスタキオンはテンクウやアイアムハヤスギルなどと同じで、JRA出走20頭中13頭が勝ち馬とよく走る配合だ。芝1200は[5-4-1-11]で、勝ち時計が1分9秒以上かかったときは・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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