【菊花賞予想】今年は阪神内3000での施行 まずはディープインパクトの血を重視

2021年10月17日(日) 18:00

今年の菊花賞は京都外回りではなく、阪神内回り3000mで行われる。かなり異なった性格のレースになる可能性も。やはり阪神での代替開催となった春の天皇賞(阪神芝外→内3200)は、ワールドプレミア(父ディープインパクト)、ディープボンド(父キズナ)、カレンブーケドール(父ディープインパクト)、アリストテレス(母父ディープインパクト)と、1〜4着までをディープインパクトの直仔と孫が独占した。3月の阪神大賞典(阪神芝内3000)もディープボンドが勝ちナムラドノヴァン(父ディープブリランテ)が3着、昨年の阪神大賞典もトーセンカンビーナ(父ディープインパクト)が2着でメイショウテンゲン(父ディープインパクト)が3着だから、まずはディープの血を重視すべきレースといえるか。(解説:望田潤)

アサマノイタズラ

リノワールドの半弟で、母ハイタッチクイーンはJRA3勝(芝1800〜2000)。牝祖レディステラは芝1200のフェアリーS勝ち。ヴィクトワールピサ産駒で母系にダンシングブレーヴとサドラーズウェルズが入りミスプロのクロスだからブレイキングドーンと似た配合で、持続力に富む脚質で道悪が巧いのも似ている。セントライト記念は内が渋滞する前崩れとなり、ひと呼吸遅らせた外差しがハマった感もあるが、長距離そのものはこなすだろう。上がりがかかってほしい。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

アリーヴォ

母エスメラルディーナは関東オークス勝ち馬。近親にマザーグースS(米G1・ダ8.5F)のオフザトラックスなどがいる。母父ハーランズホリデーは北米2歳チャンピオンサイアーでモズベッロの母父。母母父スパニッシュステップスはアンブライドルズソングの全弟。母方が北米スピード型で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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