2021年10月21日(木) 18:01
▲ステラヴェローチェと菊花賞に挑む吉田隼人騎手 (C)netkeiba.com
ソダシに騎乗した秋華賞は、無念の10着。ゲートで顔をぶつけ、歯がグラグラになってしまうアクシデントがあったことを、須貝尚介調教師がレース後すぐに発表しました。
鞍上にとっても悔しい結果にはなりましたが、今週の菊花賞でも同厩舎のステラヴェローチェへの騎乗が控えています。
皐月賞・ダービーは共に3着と健闘。特にダービーは、展開ひとつで逆転を感じさせる激戦でした。秋初戦の神戸新聞杯では、不良馬場のタフな条件の中、ダービー馬に逆転勝利。ラスト一冠の菊花賞――鞍上の手応えはいかに。
(取材・構成=不破由妃子)
──秋華賞に続き、1番人気が予想される菊花賞。パートナーのステラヴェローチェとは、共同通信杯に向けた追い切りが初コンタクトでしたね(レースは横山典弘騎手が騎乗)。
隼人 年明けに須貝先生から頼まれて乗ったんですけど、めちゃくちゃいい馬だなと思いました。背中がいいし、バネもあって、オーラもある。追い切りもすごく安定感があって、先生にもすぐに「いい馬ですねぇ」と伝えたんです。ただ、レースでの騎乗は絶対に頼まれないだろうなと思っていたので、エージェント経由で皐月賞の話をもらったときも、最初は嘘だと思いました(笑)。
──本当でした(笑)。その皐月賞は、6番人気という評価のなか、エフフォーリア、タイトルホルダーに続く3着。この結果については、どう受け止めましたか?
隼人 やっぱり走るなと思いましたね。もしかしたらダービーで逆転できるかもしれないくらいの手応えを感じたんですけど、一方で課題もたくさんあって。
──具体的に、どういった課題があったのですか?・・・
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