【スプリングS予想】今年は格下に見える馬の激走に注意したい

2022年03月18日(金) 18:00

前走1着馬は全て未勝利戦、狙い目は…

 今年のスプリングSは前走オープン勝ち馬不在、前走1勝クラス勝ち馬も不在。前者はグレード制導入後2回目、後者は初というレアな年なので、一見格下のタイプから激走する馬が出てもおかしくない。

 ただ、人気はもちろんオープンで好走歴のある馬たちだろう。アサヒは速い上がりが使える馬なので、それが生きる展開になれば有力。東京のほうがベターのようにも思えるが、中山の未勝利2着は勝ち馬がアスクビクターモアだし、ロングスパートの競馬もできていた。
 
 アライバルは休み明けを使われての上積みがポイントだろう。皐月賞に向けて勝負駆けの一戦だし、それなりの仕上げでくるはず。ここまでの連対はマイルでのものだが、馬そのものは中距離以上のほうが良いと思う。

 アルナシームは前走の惜敗が痛いが、・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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