意地を見せた中京記念 5年ぶりレインボーフラッグの背中に感じた手応え

2022年07月26日(火) 18:01

太論

▲中京記念は8着と健闘したレインボーフラッグ(写真は2017年の天神橋特別出走時・ユーザー提供:evangelionさん)

5年ぶりのタッグとなったレインボーフラッグで挑んだ中京記念は8着。とはいえ、勝ち馬とはコンマ5秒差で、ベテランコンビの意地を見た気がしました。そんな一戦を振り返り、「ものすごく頑張ってくれた」と馬を労う小牧騎手。52キロに備えた1週間の過ごし方など、中京記念の舞台裏を明かしてくれました。

(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

9歳だけど馬は元気、よう頑張ってくれた!

──中京記念のレインボーフラッグは8着。直線でミスニューヨーク(4着)と併せ馬になったときは力が入りました。

小牧 馬はものすごく頑張ってくれたよ。道中も手応えがよかったから、そのときにもっと動いて行けばよかったなと思ったりもするけど。そうしたら、もっと上が狙えたかもしれんね。

──向正面では、無理せず1番人気ファルコニアの直後に上がっていきました。

小牧 ペースが遅いなと思いながら乗っていたから。結局、逃げ切られてしまったね。まぁ、レインボーフラッグはよう頑張ったよ。

──本当にそう思います。なにしろ単勝185倍でしたから。

小牧 (100倍超えは)あの馬だけだったねぇ。その数字を見たとき、なんか悔しい気持ちになったわ。

──終わってみれば、勝ち馬とコンマ5秒差。しかも、賞金の出る8着までに入った。大健闘だと思います。

小牧 ムチの使用法で戒告をもらってしまったけどね。数えたら13発。連打じゃなければ大丈夫かと思ってたんやけど、一完歩ごとでもアカンねんな。僕、普段はあんまり叩かないからね。気を付けな。

──小牧さんも気持ちが入ってるなぁと思いながら観てましたよ。

小牧 当然気持ちも入っていたし・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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