【菊花賞・富士S予想】TR勝ち組に黄色信号!? 好走パターンと異なる追い切りに要注意

2022年10月19日(水) 18:00

鞍上とも“手が合う” 自己ベスト更新で流れに乗る一頭

 今朝19日の栗東は調教開始時刻の気温が9℃。厚手のジャンバーがないと、調教を観ていて凍えてしまうくらい(笑)。そうかと思えば、調教時間の後半は日差しが強くて、ジャンバーを脱がないと暑くなってきて。きっと、放射冷却で冷え込みが厳しくなったのかなと思いますが、こんな気温だからこそ、馬はみんな元気いっぱい。

 菊花賞の最終追い切りについては、下記や重賞捜査網を参考にしてもらうとして、今朝は天皇賞秋の1週前追い切りも行われていました。シャフリヤールとジャックドールに関しては、トレセンニュースに速報として書かせていただいたので、そちらをご覧ください。パンサラッサもニュースで取り上げてもいいんじゃないかと思うくらい、素晴らしい動き。今から来週が楽しみですね。

【富士S/ダノンスコーピオン】

 NHKマイルCでGIを制して、今回が初めての古馬対決。共同通信杯こそ、調子が悪くて7着でしたが、当時はCWでの併せ馬で遅れる姿が目についていました。当時よりもレース間隔があいた今回ですが、1週前追い切りの坂路での併せ馬では2歳相手だったとはいえ、追走してきっちり先着。4F52.2秒と自己ベストに0.2秒差迫る時計を出していて、実質的な強い負荷はここでかけたということになります。

 最終追い切りは坂路で4F53.8秒。この時計に「輸送もありますし、秋の大目標はマイルCS」と時計が少し遅めだった理由についてフォローする安田隆行調教師。ですが、・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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